脳のことを少し知っておきましょう。

脳を自分の意図するままに活用したいなら
脳のことを少し知っておきましょう。

脳は基本的に大きく
3つの部分に分けられます。

3つの部分とは
脳の表面にある大脳新皮質という層
中間にある大脳辺縁系という層
そして最も内にある脳幹と呼ばれる部分です。

大脳新皮質には
人間の基本的な本能を制御する能力があります。

大脳辺縁系は
感情と欲求の領域を治めています。

大脳新皮質と大脳辺縁系には
面白い相関関係があります。

ある子どもが果物店の前を通りかかって
美味しそうなりんごを見つけたとします。

大脳辺縁系はりんごを食べろ、と指示します。

しかし強力に理性を司る大脳皮質は
ポケットのなかにいくらお金があるかを
まず確認しなさいと指示します。

子どもが
「今はあのりんごを買うお金がないから
すぐには食べられない」と
大脳新皮質の指示通り行動した瞬間
大脳辺縁系はりんごをすぐに食べられない
事実に不平を漏らします。

しかしすぐに大脳新皮質は
「家に帰ってお母さんに
りんごを買うお金をもらおう」という結論を下します。

こんなふうに大脳新皮質は
大脳辺縁系の本能的な欲求を
コントロールするのです。

大脳辺縁系の欲求と
大脳新皮質のコントロール能力が
お互いにバランスを保ってさえいれば
私たちの体と心は調和しています。

もし大脳新皮質があまりにも
容赦なく支配すると
大脳辺縁系は憤怒とストレス
その他の感情を通して
自分の欲求不満を
解消しようとするのです。

大脳新皮質と大脳辺縁系との
バランス感覚がどれほど
よく発揮されているかは
その人の性格や人格に現れてきます。

大脳新皮質の力が強すぎる人は
しきりに内へ内へと縮み上がるようになり
自分でも知らないうちに
完璧主義者になりがちです。

反対に大脳辺縁系の欲求にばかり
従うようになれば
刹那的な一瞬一瞬の欲求を満たすのに
汲々とするようになります。

このような人は
一般的に組織社会で活動する難しさを
経験するようになるでしょう。

この2つの部分がお互いを補いあい
調和してバランスを保つとき
元気で幸せに満ちた生活が
できるようになるのです。

一指李承憲著『悟りの哲学』

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